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音楽素材MusicMaterial管理人 涼(りょう)の日記

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2013-01-03 工業デザイナー「シド・ミード」

_ ブレードランナーの世界

ブレードランナーで描かれた未来の姿は、監督の要望に応じて描いた

暗いノワールスタイルにした、当時から見た30年後の未来には超高層

ビルが建築され、古い建物と新しい建築物が共存する姿だと考えた。

_ 今から30年後の世界

本来描きたい未来は技術革新と人間社会とが融合した、光り輝く素晴らしい

ものなんだ、ハッピーという言葉に置きかえてもいい、未来はリハーサル

出来るんだよ。

_ デザインする際の考え方

もし実際にその商品があるならば、こうあるべき形にする

同じ工業デザイナーの「ダニエル・サイモン」が言うには

シドの機械デザインは、洞察に満ちている。

_ 工業デザイナーはアイディアを売る

クライアントが買うのはデザイン画ではなく、アイディアにお金を払う。

_ 私の中にいる3人の人間

まず一人目は斬新なアイディア(発想)や考え方を創造する(クレイジー)

二人目は、それがおかしくないかチェックする(チェックマン)

三人目は、それを吟味してどの部分を採用するか決定する(吟味する人)

_ 5つの作業工程

1、サムネイル(縮小)スケッチ

2、レイアウト(構図設計)

3、オーバーレイ(上書き)

4、シャドー。ウイング(陰影設計)

5、カラープレリミナリー(色彩設計)

_ 作業工程(解説)

まず部分的な絵を描いた縮小スケッチを10~20枚ほど描く、この際には

あまり集中しないで思うままにスケッチしていく。

縮小スケッチをスキャナーで取り込み、それを組み合わせて一枚の絵の構図

を決定する。それをトレースして線画を決定する。

陰影をつけて奥行や立体感をだして、色付けをしていく。


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